今回はわたしがうつ病でひどく気分が落ち込んでいる日に気を付けていることを3つに絞ってご紹介します!
気を付けていること①:「薬を飲む」
これは、当たり前のことのように思えるのですが鬱状態が悪い時に
「薬を服用するためにベッドから出られない」とか
「落ち込んでいる時に精神科の薬が悪い!陰謀論にハマってしまう」ことが非常に起きやすいんです
ベッドから出られない問題については、私はなんとか頑張ってリビングへ行って薬を飲み、直ぐにベッドに戻ります(笑)
1ミリも動けないほどに体調が悪い日は薬を家族に持ってきてもらうように頼むことをしてなんとか薬は飲むようにしています
「精神科の薬が悪!」陰謀論にはうつ病のひとなら誰でも1度は聞いたことのある話なのではないでしょうか?
ちょっと怪しげなサイトで「精神科の薬は悪で製薬会社と組んで精神病患者を薬漬けにしようとしている…」とか、病んでいるときほどネットで調べてしまうことがあります
ですが、これは冷静に考えてみると分かりますが完全な嘘です
そもそも、これが本当ならばれっきとした詐欺で警察に通報されてます
精神科医が捕まらないということは、悪いことはしていないってことです
冷静な状態なら理解できるのですが、落ち込んでいると判断が鈍くなります。
その結果、怪しげなサイトを信じてしまって...
という感じになりやすいですよね
わたしの場合は深く考察せずに即、薬を飲んでしまうようにしています
気を付けていること②:自ら死を選ばない
気を付けていること2つ目は「自ら死を選ばない」つまり、死なないことですね
うつ病の症状の一つとして「希死念慮が浮かぶ」というものがあります(※症状は個人で違います)
希死念慮とは要するに「死にたい」と思ってしまうことです
うつ病で気分が落ち込み、「これ以上生きていても良いことがない。それならば、砂のように消え去りたい」というような気持ちに苛まれて
人によってはそこで止まらずに自殺を考えてしまうこともあります
厚生労働省が発表しているデータを見ると「日本で自殺未遂を経験した人の多くに鬱症状が見られた」ことが分かっています
自殺既遂者に対する調査からは、うつ病等の気分障害が自殺の要因として特に重要であることが明らかになっており
厚生労働省における自殺対策においても、その中核となっているのはうつ病対策です。
厚生労働省‐「自殺・うつ病等対策プロジェクトチームとりまとめについて」
実際のところ、自殺する多くの人は常に「死にたい」考えているひとは少なく
気分が一気に下がったり心を悼む出来事があったことによる、反動で自殺してしまう人の方が多いとされています
うつ病で気分が落ち込んでいるときに絶望感を感じて、そのまま自殺してしまわぬように
自分で「死にたい」って思ってもベッドのなかでじっと耐えることや好きなことをして気を紛らわすことを大事にしています
気を付けていること③:他人を傷つけない
これは人によると思うのですが、気分が落ち込んでいて頑張ってもこの苦しみから逃れられない…。働きたいのに、学校に行きたいのにずっとベッドから出られない…。そんな状況が続くと、自分に腹が立ってきます
そして、他人の些細な言動が目に付くようになってもっとイライラする。
この悪循環に苛まれて最終的には他人に言葉の暴力や本当に手を挙げてしまうなど、自分自身の怒りを他人にぶつけてしまう可能性があるわけです。
実際にうつ病のひとが自分のパートナーである人に危害を加えてしまい、警察沙汰になったというケースも存在します
ですがどんな病気であれ、他人を傷つけてしまうことは許されません。
ここでちょっと注意して欲しいのはあくまで「可能性」の話でうつ病の全員がそうなるわけではありません。
うつ病を患っていても家族思いやパートナーを大切にする人は大切にします
ただ、万が一のときに相手も辛い思いをさせてしまうことを想像すると
「あまり自分の気持ちがコントロールしづらくなっているときは他人とあまり接しない方が良いのではないか?」と個人的には思ったりもします
そんな考えもあってうつ病が重い時にわたしは人とあまり話したくないので自室で本を読んだり、音楽を聴くことで自分の気持ちを落ち着かせています
まとめ
どれも、当たり前のことですがそれぞれとても大切なことです
体調が悪い時にいくつものことを気を付けようとするとパンクしてしまうので最低限のことをできれば良いと思います。
少しでもこの記事があなたの役に立てたのならとても嬉しい限りです
わたし自身は、まだうつ病が良くなっているとは言えず、体調が悪いときがこのところ続いています
「もう嫌だ,なにもかも終わりにさせたい」と考える日もあります
一番症状が重いときには高校にも行けず「高校生も出来ないなんて…。」と落ち込んでいるときに嘆き悲しむこともありました
でもその都度「生きていさえすればまだチャンスがあるかもしれない」と淡い期待を持ってなんとか生きています
淡い期待がときには大切なのかもしれません。
ゆっくりマイペースに。