書評

いかに人を依存させていくか。『僕らはそれに抵抗できない: 「依存症ビジネス」のつくられかた』/アダム・オルター

心理学を学んでいると必ず「依存症」の項目があります

その時はそれほど依存症って強いものなんだなーって思う程度だったんですけど、

最近、トー横キッズや薬物などニュースで聞く機会も多くなってきて

「なんでそんなに依存するんだろうか?何か依存する特別な理由があるんだろうか?」と疑問を持つようになってきました

そんな時この本を手に取りました

この本は「依存には強烈な本能が関係しているのも事実だが、それを巧みに利用して依存に導いている企業がいる」と言います

薬物、ギャンブル、スマホなどさまざまな依存症を見ていくと、確かに一つ一つは依存しやすい行動や物質なのかもしれないが、それを助長させる人間が存在していることがわかります

その中でも驚いたのがギャンブル依存症です

パチンコのスロットってなんであんなにガチャガチャうるさいんでしょうか?

そこに秘密が隠されていたのです。あの大きな音や光、アレを見ることで脳は興奮して「もっと欲しい!続けたい!」となるのです

私が驚いたのは「勝っても負けても関係なく、脳が興奮し始める」という点でした

つまりは、勝敗は脳にとってどうでも良く、あの騒がしい光を見るだけで次のゲームを続けたくなる

これは、怖いですね…。これを知ったら、ギャンブル依存症になってしまうのも理解できます

とっても恐ろしく、面白い本でした。この本が2019年の発行とは思えない。もっと早く勝って読んでいればよかった